
チータラ。
チータラを挟んだ。
乾きもの。
英語で言うとドライフードである。
しかし、このチータラという食べ物。
「チー」ときて「タラ」なんだけども、
その綴り、響きにそこはかとないおかしみ、またもの悲しさを感じるものである。
大体、チーとタラで文字数的には、同じ2文字だけど、
実際の現物は断然チーズ勝ちであり、
ぺらいタラが二枚かろうじて張り付いている。
そんな原罪というか、構造と名前のズレがあり、
悲しいけどチータラって響きが飄々としてしまうのである。
チータラ、チータラ、連呼してるとアホになった気分がする。
そんなチータラを朝からパンに並べる
もう36ならんとしている俺という存在はなんなのだろうか。
チータラは人を根本へと誘う魔力がある。
さて、そんなチータラであるが
ホットサンド的に大いにアリであった。
チータラのより正しい食べ方かもしれない。
まぁ、チーズだし。
結論。
チータラは挟んでこそその真価を発揮するが、
チータラ・チータラと連呼すると人間存在の根本が揺らぐので連呼してはならない。