
苺、餅、アンコ。
苺、餅、アンコを挟んだ。
恐い、生の果物を挟むのは。
みかんを挟んだ時の事が鮮明に思い出される。
あれは酷かった。辛かった。泣きたかった。逃げ出したかった。惨めだった。
だから、苺を挟むにあたっては挟むべきか、
今日一日葛藤したのであった。
そうして、この生果物を挟む恐怖を克服したのである。
苺だけでは心配なので
餅とアンコにも殉死してもらう事にしたのである。
つまり、苺大福ならばこの難局をきっと打破できると考えたのだ。
結構イケるホットサンドになった。
苺は温かくても苺であった。
酸味と果汁が餅、アンコ、パンとケンカしない。
改めて苺大福を開発した人の偉大さを知る事となった。
結論。
苺大福を挟んでも美味しい。(たぶん)