
チョコチップスナック。
チョコチップスナックを挟んだ。
誰が呼んだか、「貧乏パン」。
この形状、材質のパンを「貧乏パン」と呼びならわしている。
今回のチョコチップスナックは貧乏パンにしては高級かもしれないが。
と言うのも、本当の貧乏パンは8〜10本入りのものを指す、と私の中での定義が実はある。
お金のない時(まぁ、大抵ないのであるが)、よくお世話になっていた。
学生時代、自転車日本一周の時、新婚旅行のお遍路の時、
お金がなくて腹が減っている時、
いつも私の傍らにより沿ってくれたのは、この貧乏パンだった。
そして、貧乏パンは人差し指と親指で圧縮して食べるのが私一流の味わい方である。
貧乏であるのには変わりないが、最近とんとご無沙汰であった。
しかし、春のパン祭りというのと、圧縮して食べるパンとして貧乏パンが思い出されたのであった。
で、挟んだ。
こ、これは!!
カニパンではないか!!!
足6本であるけれど。
貧乏パンは食パンとドッキングする事によってカニパンに進化するのだ。
足の部分(はみ出したとこ)はこんがり焼かれ、
食パンに圧縮された中の部位はあの圧縮された貧乏パンであった。
さらにチョコチップがランダムで焦げて香ばしさを醸しており
なんとも美味しい感じになったのである。
結論。
貧乏パンは食パンとドッキングするとカニパンになり、
その味わいはもはや貧乏とは言えない美味しさとなる。