
メロンパン。
メロンパンを挟んだ。
俺の春のパン祭りはまだ続くのである。
祭りは楽しい。
「パンを挟んで祭りだなんて、何を馬鹿な事を」とお思いの方、
少し立ち止まって考えて欲しい。
全ての祭りは冷静に見ると馬鹿馬鹿しいのである。
我が信州が誇る「御柱祭」を考えてみよう。
御柱祭のなかでもつとに有名な「木落とし」。
説明不要なほどに有名な祭りであるが、
“ぶっとい丸太に乗って急坂を滑り落ちていく祭りである。”
もうすごく歴史があって、誰も突っ込まないけれど
何でも物事には一番最初ってもんがある訳だ。
だから、御柱祭の木落としにしても、
「この坂、ぶっとい丸太に乗っておりたら楽しくなくなくない?」
どう考えてもキ印な事を実行した人がいたから現代に繋がっている訳である。
であるからして、我が春のパン祭りもまかり間違って後代に
「初春に色んなパンをホットサンドにしまくる奇祭」
として伝わる可能性は無きにしもあらずなのである。
で、メロンパン。
後代の人に恥じぬように挟ませてもらいました。
結果、味はですね「超濃厚メロンパン」。
圧縮されてメロンパンのメロンパンたる風味が凝縮されるのだ。
食感を犠牲にして(ま、私は圧縮食感大好きだけど)。
結局、好みの話になるだろうけど
メロンパン好きな人に「メロンパンとは何ぞや」
という事を考える良い機会となると思う。
だって、メロンパンのエッセンスが凝縮されるのだから。
結論。
メロンパン好きならメロンパンは一度挟んでみて欲しい。