
今秋は雨に泣かされたのでした。
10月の御座山、11月の筑北村の四阿屋山と二連続の中止。
思い立ったが吉日の精神で安曇野の長峰山に出店してきた話。
雨やら台風やらでなかなか出店でけん。。。。そんな秋でありました。
そうして、アワワワしていて気付いたら師走。急がねばなりません。
何故ならば、冬が滅法苦手だからであります。
色んな苦痛をいつのまにか快感にしてくれる、私の勇猛なるマゾっ気。
しかし、そのマゾっ気も五右衛門の斬鉄剣がコンニャクだけは斬れないように、
寒さだけは快感に変換できないようになっているのです、不思議です。
でありますから、寒くなる、、、と柄にもなく焦っていたのです。
常在戦場の心構えと申しましょうか、今日はイケるぞとなったらパッと行く。
そんな軽やかさで安曇野の長峰山に行きました。
長峰荘の裏の登山口が今日のスタート。
久しぶりにちっちゃい書店員さんも一緒です。だいぶ歩けるようになりました。
逆に言うと2歳児でも歩けるほどに歩きやすい整備された登山道でした。
冬枯れの風情の中に色鮮やかな木の実が目立ってました。小さい人と楽しみます。
写真はムラサキシキブの実(わかりづらいけれど)
道が本当に緩やかで歩きやすいのでゆっくりしていけます。
振り返れば、北アルプスと安曇野が一望出来るし、なんとも贅沢な道だと思います。
2時間かかるか、かからないかくらいで登頂。(標準コースタイムは50分くらい)
↑長峰山の山頂。ヘンテコなモニュメントと立派な展望台。
快晴微風。気持ち良い。雲もない。山頂書店日和です。
絶景かな、絶景かな。
お客さんもいるし、開店してお昼を食べました。気分良し。
小さい書店員は今回も一切の業務を放棄して何処かへ行ってしまいました。
やれやれ。
空が綺麗に青いので青い表紙の「旅をする木」。
すごく、すごく良い本です。
この絶景での立ち読みは素晴らしいですなぁ。
まばらにお客さんも来てくれて、
驚く事に 霧訪山でご友人が杣Booksに遭遇したとの事で
私のことを知ってくれていた方がいました。売名は着実に進んでいます。
しかし、本は1冊しか売れず、天狗の鼻はすぐにへし折られました。
ま、商売が成り立たなければ成り立たないで
「山に遊びきただけだし」とすぐに切り替えられるのが山頂書店の良いところ。
長峰山はパラグライダーなどでも有名な所のようで
各種の鳥人間的な人が山頂から飛び立って行きます。
それを眺めるのも風情があります。
超立派な展望台からの眺め。
山頂直下にあるグライダー?の離陸する台。
とにかく眺めが良く、登りやすいという印象の長峰山でした。
春になったらまた来ようと思いつつ閉店下山したのでありました。
年内はあと一回は出店できるといいなぁ。