「きんぐふる~ちぇ」とイマ市と盆踊り。

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8/13、小諸は「読書の森」で行われる”インターナショナル盆踊り&イマ市2019」”に出店してきた話。

インターナショナル盆踊り&イマ市とは何か?

お盆で帰って来られるご先祖さん達と現世の我々。

一緒くたになって踊り、

現世の我々は生きるって素晴らしいなぁ、

あの世からのご先祖さん達は死んでも楽しいなぁ、

…と生者も死者も大満足♪そんな素晴らしい催しが盆踊りです。

今年はデンマーク、フランス、イタリアなどからもお客さんがいたようです。

生死の境がないのなら、ましてや国の境なども関係ねぇ。

という事で必然インターナショナルになる、という訳です。

盆踊りは夜のもの、昼もなんかしたいねぇと言う事で始まったのが「イマ市」。

出店者全員、なんだかイマイチな市。

全員イマイチなんだから、臆せずやりたい事を表現してしまおうと思える場です。

パクチー銀行。
チクチク屋さん。
休日を妄想してくれる。

今一番やりたい事をする場になるようでして、毎年生煮えなアイデアが目白押しで大変面白い市なのです。

フルーチェ全部混ぜ専門店・きんぐふる~ちぇ

そのイマ市に「フルーチェ全部混ぜ専門店・きんぐふる~ちぇ」として出店してきたのです。

全14種、使用する牛乳は2.4リットル。

日本が世界に誇る「フルーチェ」。
牛乳と混ぜるだけで、とっても美味しいデザートが出来上がりますよね。
そのフルーチェの全ての味を全て混ぜたら、どうなってしまうんだろう♪
王様ならそんなスゴいフルーチェを食べてるんだろうなぁ。キングフルーチェ…いつか僕も食べるんだ!!
…と誰もが幼き頃に夢見たことだと思います。
しかし、大人になるにつれ、社会の荒波にもまれ、日常の雑事に追われるものです。
そんな多忙な日々を送るうちに、
人はいつしかフルーチェ全種を混ぜて食べるどころか、フルーチェすら食べるのをやめてしまいます。
フルーチェアゲイン。
全ての疲れきって夢を見られなくなった大人たちに向けて、フルーチェ全種を混ぜます。

きんぐふる~ちぇ出店告知文

…とまぁ、いつもながら大げさに煽った告知をしてみました。

売り子をしてくれた娘。
味と表情は一切関係はありません。
鍋とボウル2杯できました。

こんなんで収まるだろうと思って持ってきたのは大きな鍋一つ。

フルーチェ原液だけで鍋9分目までいってしまい、

急遽、読書の森さんに大きなボウルをかりました。

さすがにキングです。

フルーチェ14種に対して、牛乳2.4リットル。

これから作ろうと思う人は、とても大きな鍋が必要ですのでご注意を。

さて、そんな「きんぐふる~ちぇ」ですが爆売れでした。

皆、食べてみたかったようです。

気になる味ですが、来店してくれたアーティスト曰く「虹色の味」との事。

実際にフルーチェの各味が混然一体となった「フルーチェ味」としか形容できない唯一にして無二の味が口いっぱいに広がります。

「きんぐふる~ちぇ」、それは「平和の味」でした。

各フルーチェが突出する事なく、さりとて個が没せず、

しかしながら、全体として「フルーチェ」を表現する、という平和と調和。

民主主義の理想を私は自分の口の中に感じたものです。おおげさですが(笑)

そんな民主主義味に「きんぐ」という封建制の代名詞がくっついている諧謔味もまたいいなぁと自画自賛(笑)

イマイチステージもよかったなぁ

そうそう今年から設営されたイマイチステージも大きなトピックでした。

フランスからのお客さんも飛び入り参加。GOKUさんが詠う。

仕切ってくれたのは詩人であり朗読家のGOKUさん。

私はガクなので、読書の森界隈でなんだかよく間違われます(笑)

300イマイチ(300円)で15分ステージにたてるのです。

表現したいという衝動、情熱さえあれば誰でもステージにたてます。

このステージ、結局、イマ市が終わるまで誰かしら立ってくれていて非常によかった。

イマイチ、イマイチって言うけど、

実際に来てみるとイマ市は全然イマイチじゃないんですよ。

私個人で今年のベストオブイマ市は「ロックおから」さん。
ロックだったなぁ。

なんだか冗談で「イマ市」でいんじゃないすか?と言ってしまった4年前。

規模とかは全然育ってないんだけど、年々「イマ市味」が増していっているなぁと思ったのでした。

表現することを臆さない場、イマ市。

年一回でもこういう場があるのは精神衛生上とてもよいことでありますね。

来年は何で出店しようかなぁ。

おしまい。

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